私が火星圏の火星の後継者艦隊を無効化した時…


あの人が来ることは知っていたから。


だってあの人はこの時を逃す筈がないから…


でも、きっと私は気付いていました…


アキトさんが疲れきっている事を。


それでも、言わずにいられませんでした。






…帰って来ますよ…

帰って来なかったら、追っかけるまでです

だってあの人は……

あの人は大切な人だから…




細く長い白亜の船、光と共に消えるその船に私は…

か細い希望をつないでいたんです…




機動戦艦ナデシコ
〜光と闇に祝福を〜
プロローグ・オブ・ルリ




<FIRST STAGE>



アキトさんの決着を見守り私たちはアキトさんが去っていくのをただ見ていました…

ユリカさんの居る所に帰ってきてくれる、そういう期待があったのは事実です。

それが駄目な時は、いえ、今からでも追いかけられるなら追いかけたいと思っています。

でも、流石にそういうわけにも行きません、ユリカさんを救出した私たちはナデシコCに帰還、現在はユリカさんを医務室に運び込みイネスさんが治療中です。

私は、艦隊到着までの雑務が多く今まで動くことが出来ませんでした。

でも、このままというわけにもいけません…それにユリカさんに言って置く事もあります。

やっぱりここは、ハーリー君にがんばってもらうしかないですね。

そう思い、私はウィンドボールを閉じて、ハーリー君に向き直りました。

ハーリー君は真剣に作業をこなしています。

でも、今の三倍の量をこなすことが出来るでしょうか?

まあ問題ないでしょう、時間はそこそこありますし。


「ハーリー君、ちょっといいですか?」

「え? あ! はい! なんでしょうか艦長?」 

「連合宇宙軍及び統合治安維持軍のお迎え準備お願いします」

「え〜!!? ちょっと待ってくださいよ! ナデシコCのハッキングシステムの再調整がまだ終わってないんですよ!

 この船まだ出来たてなんですからどんな不具合が出ているか分からないのに、そんなに無理ですよ〜」

「大丈夫です、再調整の方は後回しで構いません、私には少し用事がありますので…」

「そんな、艦長〜!?」

「情けない声出すんじゃねぇ、いいかハーリー艦長は今からあのミスマル・ユリカ大佐と感動の再会をしにいくんだぞ、まさか邪魔するつもりか?」

「いえ、そうですよね。分かりました艦長。作業の引継ぎお願いします」

「ハーリー君すいません。それじゃよろしく」


そうして、私はウィンドボール内に再度発生させたデーターをハーリー君に引き継ぎます…

ハーリー君があっ、とかうわっとか言っていますが、処理限界という事も無いはずです、がんばってもらいましょう。








私はユリカさんのいる医務室へと向かいます。

告げねばならないこと、聞きたいことが山ほどありました。

そして、アキトさんの事も…


医務室の扉を開けて中に入ります。

イネスさんは仕事中のようですが、私を迎え入れてくれました。


「お邪魔します」

「ああ、ルリちゃん、ちょっと待っててね今仕事を終わらせるから。コーヒーくらいは入れてあげるわよ」

「いえ、どうぞお気遣い無く」


医務室では、イネスさんがテキパキと資料整理を行っているようです。

手術の類が行われていないところを見るとそれほど酷い症状だったわけではないようです。

ひとまず安心ですね、そう思ってベッドの方を見ると点滴を打って休んでいるユリカさんがいました。

その姿は眠り姫を髣髴とさせるものがあります。

火星の後継者がユリカさんのコードネームをスリーピングビューティとか、お姫様とかにしていた気持ちも分かります。

正直流れるような黒髪はうらやましいです。私の髪は母譲り(ピースランドの)のようですが、色素が薄い人みたいで…

せめて普通の金髪とかなら良かったんですけど…


そういえば、ラピス・ラズリと名乗ったあの子…私と同じ銀髪でした…私が青みがかっているのに対しピンクがかっていましたけど…

ネルガルの研究所で生まれたという事は私と同じ試験管内で生まれた人間という事でしょう。

ピンクは多分ネルガル研究員の趣味でしょう、普通にそんな色の髪で生まれてくる人間はいませんし、わざわざそんな色に染めているとも考えにくいです。

私はまだ外宇宙探査を目的とした超人育成の為の計画で生み出されていますが、彼女はおそらく最初からマシンチャイルドとして生み出された存在…

ネルガルがまだあんなことをしていたなんて…場合によってはネルガルと敵対する事も考えなければいけなくなるかもしれません。


ユリカさんのベッドの横でぼーっと立っていた私は妙なことを思いました。

ユリカさんが今の変わってしまったアキトさんをアキトさんとして認識できるのかという不安です。

可能性は低いですが、ユリカさんの心が壊されている可能性すらあります。

私はユリカさんの寝顔を見ながら自分の考えに背筋が寒くなりました…

その時、突然ほほに何かが触れたんです。


「ひゃ!?」

「何を考えてたのか知らないけど、あまり暗くなる必要は無いわ」


横を見るとそこには、コーヒーカップを二つ持ったイネスさんが立っていました。

イネスさんは私のほほにカップを当てていましたが、それを私の手に握らせると、自分の分を少し口に含み言いました。


「大丈夫よ、基本的に正常でない部分は無いわ。遺跡制御用のナノマシンが投与されていることを除けば、後は一年以上も眠っていたから衰弱が激しいという事 ぐらいね」

「衰弱ですか、遺跡に繋がっている間はどうなっていたんでしょう?」

「基本的に熊なんかの冬眠と同じ。体温が極端に低下し、脳以外の活動は最低限に抑えられていたみたいね。

 でも、点滴のようなものは行われていたらいしわね。そうでなければ死んでいるわ」

「そうですか…」


イネスさんが淡々と継げる言葉は私の心に突き刺さります。

ユリカさんは一年以上も火星の後継者の活動を阻害してくれていました。

本人の自覚があったのかは分かりません、それでもそのお陰でナデシコCは間に合ったんです。

でも、現状ではユリカさんの状態は決して安心できるものではないという事になります。

何の為に戦ったのか、私は個人的な理由で戦いました、家族を取り戻す為。

それまでは、ナデシコという船に乗ることで何かつながりを取り戻せる気がしていただけだったんですが…

そして、今家族の一人が目の前にいるというのに、私は怖くなっています。

あらゆる不安要素が私をさいなみます。

アキトさんですらあんなに変わってしまった、根本は変わらなくてもそれは不安の象徴でもあります。


「私のやったことは正しかったのでしょうか?」

「何を改まって…ううんそうね、貴方が迷うのも無理ないわ…でも、目の前に結果があるでしょ?」

「それも、そうですね…」


私は不安を押し殺してそれでも微笑みました。

そうすることをやめれば、不安が本当のことになる気がしたから…


「うぅ…」

「え?」

「どうやら、目を覚ますみたいね。お邪魔虫は少し出ているわ、あまり長話にしないでね。まだ本調子じゃないだろうし」

「はい」


そういうと、イネスさんは医務室から出て行きました。

プシュっという空気の圧搾音と共に扉が閉まり、部屋の中には私とユリカさんだけが残されました。

私はユリカさんに目を向けます。

ユリカさんはうっすらともを開き始めました…


「うっ、うぅ…」

「…」

「…あ〜よく寝た♪」


ズル…

思わず私は足を滑らせてしまいました。

やっぱりユリカさんです、緊張感が吹っ飛びますね(汗)


「ユリカさんおはよう御座います」

「うん、おはようって…どなたですか?」


いきなり、最初から躓いてしまいました。

ユリカさん、私のことなんて覚えてないんでしょうか?


「う〜ん、でもよく似てるね。うちのルリちゃんが二年か三年したらそんな感じかも? あ、ルリちゃんていうのはね…」

「それ、私です」

「はい?」


はぁ、そういえば眠ってたんですから当然ですよね…

それに、一度目を覚ましたとはいえすぐまた寝ちゃいましたし。

私は、今までの時の流れと、今までに起こったことをかいつまんで話しました。


「あは…あはは…そうよね、私摑まっていたんだもん…直ぐに返してくれるはずないよね…」

「いえ、それは…」

「ごめん、ごめんね、ルリちゃん…私がいない間無理させたよね…生活大丈夫だった?」

「はい、最初は少し大変でしたけど、ミナトさんにお世話になってからはそうでも無かったですし、軍に入ってからは、ミスマル伯父様も色々尽力してくれまし たから…」

「それと…私は眠っていたけど…敵の演算装置翻訳機にされていたんでしょ? 私…貴女になんて謝っていいのか…」

「いいえ、むしろ感謝しています。ユリカさんが抵抗してくれていたお陰で一年以上の猶予が出来、このナデシコCを建造できたんですから」

「ナデシコC、三代目のナデシコか…私もおばさんになっちゃうわけだ(笑)」

「そうかもしれません」

「うっ、ひっどーい! こういう謙遜したら、まだまだ若いですよっていうのが正しい人間関係の基本なんだよ!?」

「はい、そうですね」

「もう! ルリちゃんったら、相変わらずなんだから…ははは♪」

「ふふふ♪」


私達はお互いに笑いあいました…こんなことは久しくありませんでしたから本当に嬉しかったです。

でも、ユリカさんは直ぐ表情を治し私に向かって聞いてきました、答えるのが辛いあの質問を…


「アキトは、ここにいる?」

「…」

「そう、いないんだね…ううん、今までのことから推察は出来ていたんだ…でも、死んだわけじゃないよね」

「はい、アキトさんは生きています…生きて…そして…」

「復讐…かな? あんまり考えたく無いけど…」

「はい…ナノマシンが五感を狂わせているみたいで…それに味覚が全くないって言ってました」

「味覚…」


ユリカさんは絶句していました…それは、私も思った事ですけど…

私は例えもうアキトさんのラーメンが食べられなくても、みんなでいられれば…

いえ、アキトさんさえいてくれれば…そんな事、考えています。

もちろん、それは間違った考えだとは思います。

でも、私も…好きなんです。


「そっか…もう、料理できないんだ…私も料理…もっとがんばりたかったけど…」

「ユリカさんは遠慮した方がいいです」

「ははは…相変わらずツッコミキツイね、ルリちゃん」

「はい」


そうはいっていても、ユリカさんは目じりに涙をためています。

私だって悲しいです。

アキトさんがその事に絶望している事を想像すれば余計に…


「それに、アキトさんは罪の意識にさいなまれていると思います。実験された人たちの中で生き残ってしまったという事、直接間接に復讐に巻き込んでしまった 人々に」

「…そうだよね、アキトやさしいもんね…多分死人を出した数なら私も負けないんだけど…火星の避難民とかナデシコの相転移砲で艦隊ごと沈めた時とか…ね」

「それは私も同じです。相転移砲を実際に撃ったのは私ですから。でもアキトさんは四つのコロニーにいた数万人の人たち全てに責任を感じてるのではないかと 思います」

「そんなに背負ったら、生きていけないよ…」

「だから、私達で鎖をつけてでも連れ帰りましょう」

「そうだね、ルリちゃん…成長したね」

「はい、これでもあれから二年たってますから」

「そういう意味じゃないんだけど…ところでルリちゃん」

「はい?」


突然ユリカさんが少し口元を緩めたにやり笑いをしながら私に顔を近づけてきました。

私は少し驚いて顔を引きます。そこに、ユリカさんの人差し指が突き立って、私の鼻をつんつん突きながら聞いてきます。


「もしかして、好きな人出来た?」

「え?」

「だって、感情が豊かになった気がするし…何か秘めた思いみたいなのが顔出してるみたいに見えるんだけど?」

「え…そうでしょうか?」

「まあ、そういうのは恋した人間にしか分からないんだけどね、一種の敵ですオーラみたいなのが…アレ? もしかして…」


ユリカさんは、自力で答えを見つけてしまったようです。

そうなっては、私も隠しておく意味がありません。

少し躊躇いましたが、きちんと言っておくことにしました。


「はいそうです。私、ユリカさんの敵です」

「そっ…そおなんだ…これは油断してたかも。ルリちゃんそういうの興味ないと思ってたんだけど…アキトと長い間接してれば仕方ないのかな…」

「はい、でも私はあの生活を取り戻したいと思っています。決着はそれからでいいです」

「ふうん、大胆な宣戦布告だね。いいよ、受けて立つ」

「もっとも私の場合負けても血の繋がらない妹と言う立場が残るわけですし、以前強いことには代わりありませんけどね」

「クッ、いいポジション取ってるねルリちゃん…だけど、私だって新婚さんなんだから…」

「籍は入れてないはずですが?」

「なっ、うそ!? そういえば旅行の帰りに出してこようっていってたんだっけ!?」

「今回は私の勝ちですね」

「うぅ…って、アキトのいない所でこんなこと言ったって仕方ないよ」

「そのとおりですね(汗)」


いつの間にか訳の分からないお話で盛り上がっていました…

やっぱり、私とユリカさんでは、ケンカになりませんね(汗)


「そうなんです、アキトさん真っ黒のマントの下に黒い全身タイツを着て、黒いサンバイザーを目元までおろしてるんですよ」

「うっわ、何ソレ…ヘンタイ君? あっ、でもアキトならいいかも?」

「ええ、不思議なことにアキトさん似合ってました。体も筋肉ではちきれそうになっていましたから…」

「ふ〜ん、アキト筋肉つけたんだ…でも、元々結構筋肉は付いてたんだよ」

「え? そうなんですか? ケンカとか弱かったですし、てっきり筋肉もあまりないと思っていたんですが」

「うん、料理人の下働きって重労働らしいから、それにほら、あの時期はずっと屋台を引いていたでしょ?」

「そういえば、以外に腕が太いような気はしてましたけど、全体的に線の細い人でしたからね」

「そうだね、見た目はちょっと女性的に見えなくもないよね」


話が取り留めのない方向に向かい始めた頃、また空気の圧搾音と共に扉が開きました。

もちろんはいってきたのは、イネスさんです。


「盛大に話してたみたいね、ほら、ミスマル・ユリカ! 今日はもう寝る!

 今の体力なんて健康な時の2割ほどしかないんだから、話しているだけでも倒れるかもしれないのよ?」

「ふぁ〜い」


ユリカさんはふてくされ気味にシーツにもぐりこみました。

私はそれを見てクスリと笑います。

だって、本当に子供みたいです。ユリカさんがこういった行動をとるとなんだか昔に戻ったみたいで嬉しいんです。

こんな事って変かも知れません、アキトさんの一番が欲しいという思いはありますが、ユリカさんともずっと一緒にいたいと思います。

バカな事も二人と一緒ならとても楽しい事だと思えます。

少ししてから医務室を出て、ブリッジに向かって歩き出したその時、コミュニケウィンドウが開きました。


『やぁ、ルリ君。状況はどうなっているね?』

「ミスマル伯父様…艦隊が到着したんですね、すいません直ぐにブリッジに戻ります」

『まあ、待ってくれたまえ、その前に聞きたいのだが、ユリカが救出されたと言うのは本当かね?』

「はい、現在ナデシコCの医務室で点滴を打って休んでます」

『そうなのか…ではテンカワ君は?』

「幽霊ロボットのパイロットがそうでした」

『なに? では今までコロニーを落としていたのは…テンカワ君なのかね?』

「半分は正解です」

『ソレはどういう意味かね?』

「実際に爆破していたのは、火星の後継者内の粛清部隊、アキトさんに機密を暴かれない為に…」

『なるほどな…しかし、そうなると弁護が難しい…彼は今どうしている?』

「おそらくは、どこかで補給後、火星の後継者の残党狩りをするのではないでしょうか?」

『なるほどな…確かに…彼にはうらみがあるだろうからな…所で…』

「なんですか?」

『ユリカに会わせてくれんか?』

「駄目です」

『何故だね?』

「今丁度寝付いた所です、ご用件はまた後ほどにして下さい」

『なぁ、そう言わずに、一目だけでもいいんだ』

「駄目です」

『そんな事を言わないでくれ…パパはパパは…ユ〜リくぁぁぁぁああ!!!(号泣)

「だから駄目なんです」


まあ、久々に元気を取り戻したミスマル伯父様を見るのはそれはそれで嬉しいとは思います。

耳がガンガンしますけど…(汗)


その後私達は半日ほどで手続きを済ませ、火星から月軌道へと向けてイネスさんのボソンジャンプで飛びました…

直接地球に帰らなかったのは、この船が月面都市で建造されたのでメンテも月でするのが好ましいという事と、

アキトさんはネルガルと無関係という事はありえないとほぼ確信したからです。

ユーチャリスクラスの船を作れる所はネルガル以外にはないですから…










「ジャンプアウト完了しました、ウィンドウ復帰します。座標確認、ポイントQH3028、SN0920。月軌道、ネルガル月面都市<すくな>上空約 100kmです」

「<すくな>管制局に向けて通信開いてください」

「了解しました、ってえ? 艦長! 14番ドックから通信が…」

「おいおい、月面都市<すくな>には13番までしかドック施設は無い筈だぜ?」

「そんな事言っても実際通信が来ているんだから仕方にでしょう!?」


おかしな状況です、ネルガルが秘密のドックを持っている事は予測していましたがこんなに簡単に見つかるとは考えていませんでした。

サブロウタさんも不思議に思ったのだと思います。

でも、手がかりが向こうから来てくれたのなら、多少危険でも手に入れるべきですね。


「ハーリー君通信開いてください」

「はい、分りました」


ハーリー君に作業を任せ、私はハッキングされないように警戒する簡単な作業の時は大抵そうして来ました、もっともハッキングの可能性は低いので私は楽で す。

考えている間にも通信がつながり、メインスクリーン一杯にコミュニケウィンドウが展開されます。

そのウィンドウに映っていたのは、薄桃色の髪の少女でした…


「貴女はラピスですね、一体どうしたんです?」

『私ヲソノ船二乗セテ』

「突然なんですか? 貴女はアキトさんと一緒にいたはずでしょう?」

『私ヲ乗セテクレレバ、アキトノ居場所ヲ教エル』

「…本当ですね?」

『ウン』

「分りました、ラピスナデシコの誘導お願いします」

『ワカッタ…』


余りに突然のラピスの申し出でしたが、ラピスの顔に表情の光を見た気がして…

その申し出を受ける事にしていました。


「ハーリー君、ラピスの指示に従って車庫入れしておいてください」

「そんな事してもいいんですか!? 軍とは関係ない施設ですよ! 査察でもないのにそんな事したら…」

「おいおい、艦長命令に違反するつもりか? 艦の中では艦長命令は絶対の筈だろ?」

「でも! そんな事したら艦長が…」

「んなこと艦長が分らずにやってるわけ無いだろうが、それよりお前はここで帰るのか?」

「そんな事…いえ、わかりました」


それは本来の軍規に既に違反している行動でしたが、私は気にしませんでした。

この時は、既に決意していたのだと思います。

アキトさんがこちらに戻れないといったら、私があちらの世界に行こうと…











あとがき

え〜なぜなにナデシコ祭り用のSSを考えたのですが思いつかなかったので、

〜光と闇に祝福を〜のプロローグをルリ視点でお届けします。

しかも、長くなりそうだったので、ぶった切りました(爆)

多分後一回か多くて二回で終わります。

では、なぜなにナデシコ祭りが成功される事を祈っております。





戻ります。